2021.10.27
上下水道について
前回のブログで水道メーターや排水ますの蓋のデザインについてお話しましたが、
そもそも、排水ますってなに?水道メーターってどこにあるの?という方もいらっしゃると思います。そこで今回は、上下水道のしくみと土地を購入する際のポイントについて簡単にお話いたします。(記載内容は蟹江町を基準にしています)
上水道について
上水道とは、蛇口から出てくる水の通り道とその途中にある施設全般のことを言います。
配水管と呼ばれる本管が町内全域に張り巡らされており、ここから給水管(引込管)が分岐して各家庭に水が供給されています。
この分岐した給水管に水道メーターが設置されて、どのくらい水道を使用したか計測されています。
下水道について
下水道とは、生活排水・し尿の通り道とその途中にある施設全般のことを言います。
各家庭から出た汚水が通る汚水管と公共の下水道管とを接続するものが「公共ます(排水ます)」です。
設置場所について
いずれも、使用される方の敷地内で道路との境界線付近に設置されることが多いです。
工事と費用について
上下水道の引き込みがされていない土地を購入された場合は、引き込みの工事が必要となります。
なお、上水道の引き込みの工事費用は自己負担です。
一方、下水道の引き込み工事(公共ますの設置)は、1基までは町費で設置工事が行われます。
ただし、上水道の引き込みがされていても工事が必要となる場合もあります。引込管の口径が小さい場合や古い場合は、設置されているものを交換するケースが多いです。この場合、すでに水道管が引き込まれていても新設する時と同様の工事が必要になります。
さらに注意が必要なのが、全面道路に上下水道の本管がきていない場合です。前面道路に各管があれば引き込み工事だけで済みますが、もし本管が未整備となれば、上水道は本管の延長工事が、下水は浄化槽の設置が必要となり、この場合の費用は高額になります。
このように、上下水道の整備状況によって必要な工事や費用が変わってきます。
土地を購入するうえで上下水道の整備状況を確認することはとっても重要です。
土地を購入する前にはしっかりとチェックしてくださいね。