2023.01.23
ベランダとバルコニーの違いについて
建物の屋外スペースを表す用語には「ベランダ」や「バルコニー」をはじめ、いろいろなものがあります。今回はこれらの違いについてお話したいと思います。
◆ベランダ
建物から外に張り出して設置された、屋根のある屋外スペースのことです。
◆バルコニー
2階以上の位置で、建物から外に張り出して設置された、屋根のない屋外スペースのことです。
◆ルーフバルコニー
バルコニーに屋根が付いているものと思われがちですが、そうではなく下階の部屋の屋根(ルーフ)の上をバルコニーとして使用したスペースのことを指します。
◆インナーバルコニー
ルーフバルコニーに屋根が付いたもののことをいいます。建物から張り出しているバルコニーとは異なり、バルコニー部分が建物の内側に引っ込んだ形状となっているのが特徴です。
◆テラス
建物の1階から外に張り出して設置された屋外スペースのことです。地面より一段高くなった位置にタイルやコンクリートを敷いて作られます。
主に屋根がないものをいい、屋根がない点ではバルコニーと共通していますが、1階にあるものをテラス、2階以上にあるものをバルコニーと区別されています。
1階でも屋外に張り出して設置された屋根付きスペースであれば本来はベランダとなりますが、厳密に使い分けられているわけではなく、1階の屋外スペースをまとめて「テラス」という場合もあります。
これらの名称については法的な定義はない為、業者によって異なる呼び方をする場合もありますので、あらかじめ確認しておくと安心です。
それぞれの違いを理解しておけば、お家探しの際に自分のイメージが伝えやすくなると思います。ぜひ覚えてみてくださいね。