2023.02.17
おすすめの本
今回は、おすすめの本「狭小邸宅」をご紹介します。
前回のブログで紹介した「地面師たち」の作者である新庄耕さんのデビュー作です。
ブラック不動産会社に勤める売れない若手営業マンが、トップセールスマンへと変貌を遂げる物語です。ありきたりなサクセスストーリーか、もしくはブラック企業の実態を面白おかしく描いただけのエンターテイメント作品かと思いきや、そこには、主人公の売れない時代の苦悩、売れることで生じる葛藤、その後変わっていく人間性、成功と引き換えに失うもの、が描かれていて、「仕事とは」を考えさせられる内容となっています。
不動産業界に関わらず営業経験のある方はどこか刺さる部分があるのではないかと思いました。
登場人物たちの印象に残る名言の数々にも注目ですよ。