2023.11.14
この土地昔は何だった?
家を買う時や借りる時「この土地が昔は何だったのか」が気になる方は少なくないと思います。土地の履歴を調べる方法はいくつかありますが、今回はパソコンがあれば誰でも“無料”で“簡単”にできる「地理院地図」を使った方法をご紹介したいと思います。
国土地理院が作成する「地理院地図」では、第二次世界大戦前から現在までの様々な年代の航空写真が閲覧できます。
JR蟹江駅周辺を例に過去から現在の航空写真を見てみましょう。
1.まずは国土地理院のホームページから[地理院地図を見る]を選択します。
2.左上に調べたい住所や建物名を入力して、すぐ下の[地図]アイコンをクリックします。
3.左上のアイコンの中から[写真]を選択後、[地図の種類]の中から[年代別の写真]を選択します。左下の+-ボタンやマウスホイール使って地図の拡大縮小をします。
4.さらに[時系列表示]を選択すると画面上部に年代バーが表示されます。ここで調べたい年代を選択すると、その年の航空写真を見ることができます。
5.1945~1950年頃のJR蟹江駅周辺の航空写真です。この頃は駅のすぐ北側には水路のようなものがあり、周辺のほとんどが田畑であったことが分かります。
6.1974~1978年頃のJR蟹江駅周辺の航空写真です。周辺に少しずつ建物が増えてきたのが分かります。
7.2020年頃のJR蟹江駅周辺の航空写真です。駅の北側が整備され、新駅舎ができているのが分かります。
さらに、右上の[ツール]→[並べて比較]機能を使って、同じ場所の異なる年代の写真を2画面に並べて比較したり、
[ツール]→[重ねて比較]機能を使って、同じ場所の異なる年代の写真を重ねて比較することもできます。
このように、地理院地図を使えば土地利用の変遷を簡単に調べることができます。気になる土地がある方はぜひチェックしてみてくださいね。